かんぽ生命の不適切販売とは何か
不正問題で揺れるかんぽ生命についてまとめてみます。
<不正の内容>
主に言われているのが下記の2点です。
①6か月間の保険料二重払い(約2万2千件)
⇒6ヶ月以内に前契約を解約すると、評価が半分になるため。
②3か月間の無保険期間(約2万4千件)
⇒解約後、新契約までの期間が3か月以上ないと、乗換契約として評価が半分になるため。
乗り換えの際に、告知漏れで保険金不払いとなったなど他の不適正契約をあわせると合計件数は10万件に上るとのこと。
<今後の対応>
・8月末までかんぽ生命商品の販売を停止
・全顧客に対しての意向把握確認を実施(約2914万件)
・7/18に変額保険を供給する日本生命が販売停止を要請
⇒アフラック、三井住友海上プライマリー生命、住友生命、東京海上日動他損保全社がどのような動きをするか
<コメント>
・私は損保社員で生保は少しかじったくらいですが、他の生命保険会社ではあり得ない不正&規模。生命保険会社はすべてそうだと思われないか不安。
・年賀状の転売問題や自爆問題もそうですが、そもそも郵便局で扱う商品が多すぎ&ノルマ多すぎで知識がない人が、1件くらい…とやるうちに組織としての感覚がマヒしてしまったんだろうな…。
・ゆるゆるだった民営化前の営業スキルのない渉外職員がいきなりスーパー営業マンになれるわけがなく、郵便局の収益体制自体を見直すべきと思う。
・8月末までの自粛じゃぬるいと思う。かんぽ以外の保険は販売しているし。自粛要請した日本生命はかなりまとも(日生しか言えないとも思いますが…)
<参考リンク>
かんぽ生命の不適切販売 背景に何が?|サクサク経済Q&A| NHK NEWS WEB
かんぽ不適切販売 日本生命が自社商品の販売一時停止を要請 | NHKニュース